回収実績：「エコゆうパック」伝票の発行部数に基づき算出。エコゆうパック伝票はパソコン本体、ディスプレイそれぞれに１台１葉で発行されている。

制度立ち上げ期の平成１５年１０月〜１２月期は、３１，５３４台の回収に止まりましたが、全国の自治体の皆様に広報周知を行なっていただいたことにより回収量は急速に増大し、平成１６年１月〜３月期は４７，７４４台（前期比１５１％）となりました。更に、次の４月〜６月期には５０，０８９台（前期比１０５％）と５万台を超え、７月〜９月期が５６，９３５台（前期比１１４％）となったことにより、年間１８万台を超える実績となったものです。

家庭で使用済みとなったパソコンの市町村への排出量などが明確ではないため、メーカーによる回収実績が全体に占める割合を統計的に把握することはできませんが、過去の業界出荷台数、推定使用年数、中古市場への流出量などの調査データを基に推定すると、メーカーによる回収は、家庭から排出されるパソコンの３割程度と考えられます。

この１年間でメーカーによる使用済みパソコンの回収は順調に立ち上がったものと考えておりますが、このような回収実績を残すことができたのも消費者の方々の循環型社会創設に対するご理解と全国の自治体関係者の皆様による普及啓発の賜物と深く感謝いたしております。

また、自作パソコンや倒産メーカーのパソコンなどのメーカー等不存在パソコンについては、平成１５年１０月から東京都においては当センターが自主的に有償で回収を実施しておりましたが、当センターでは去る６月３０日に広域処理認定を取得し、７月から全国を対象として回収を開始しました。この結果、この１年間のメーカー等不存在パソコンの回収実績は、３，５７２台となりました。これにより家庭系使用済みパソコンの回収の仕組みはほぼ整ったと考えられますので、今後更にＰＲ・周知の徹底を図ると共に、参加メーカーの拡大に努め、メーカーによる回収量の増大を図りたいと考えております。

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