一般社団法人 パソコン3R推進協会

2005年度版PCグリーンラベル実施要領について
平成17年8月2日

有限責任中間法人 パソコン3R推進センター(代表理事 片山 徹・NECパーソナルプロダクツ代表取締役 執行役員社長)は、想定される欧州RoHS指令を先取りした2005年度版「PCグリーンラベル」実施要領を発表いたしました。

2005年度版実施要領では、鉛、カドミウム、六価クロム、水銀、特定臭素系難燃剤(PBB、PBDE)の6物質の製品への使用制限を強化いたしました。これにより、PCグリーンラベル基準を満足するパーソナルコンピュータ及びディスプレイ装置(以下、パソコンと総称)は化学物質使用削減の点では国内で最も進んだ基準に適合した製品となります。また、資源有効利用促進法および廃棄物処理法に基づくパソコンのリサイクルの完全実施、全最終組み立て事業所での環境管理システム(ISO14001)の構築などを基準として強化しております。PCグリーンラベル制度の概要や2005年度版の基準項目の詳細につきましては当センターのWebサイト内PCグリーンラベルのページをご参照ください。

PCグリーンラベル制度では、企業審査に合格したメーカーに、製品審査基準をクリアした自社製パソコンのカタログ等へのPCグリーンラベルロゴマークの表示が認められています。PCグリーンラベル適合製品は、ユーザが環境配慮型パソコンを購入する際の選択の目安としてすでに高い評価を得ておりますが、化学物質の使用制限の強化により、さらに安心して購入していただけるものと確信しております。

当センターは、「PCグリーンラベル適合製品」の一層の拡大に努めると共に、環境への包括的な取り組みのもとに3R(リデュース、リユース、リサイクル)に配慮して製造されたパソコンの企業、中央省庁、地方自治体などに対する更なる啓発に努めていく所存であります。なお、2005年度版実施要領の英文版についても当センターのWebサイトに掲載されており、英文パンフレットも今秋には発行する予定でおります。こうした活動により、国内でパソコンを販売する海外のメーカーに対してもPCグリーンラベルの普及拡大を図っていくことにしております。

注)

1) 当センターは、社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が平成13年10月に制定した「PCグリーンラベル制度」の移管を受け、平成17年度より本制度の運用を行なっています。
2)

PCグリーンラベル制度は3R(リデュース、リユース、リサイクル)に配慮したパソコンの環境への包括的な取り組みを表現するもので、次の3つのコンセプトから構成されています。

  • 環境(含む3R)に配慮した設計・製造がなされている。
  • 使用済み後も引取り、リユース/リサイクル・適正処理がなされている。
  • 環境に関する適切な情報開示がなされている。
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