一般社団法人 パソコン3R推進協会

2006年度版PCグリーンラベル実施要領について
平成18年2月23日

有限責任中間法人 パソコン3R推進センター(代表理事 片山 徹・NECパーソナルプロダクツ代表取締役 執行役員社長)は、パソコンのシックハウス対応や特定の化学物質の含有表示などを取り込んだ2006年度版「PCグリーンラベル」実施要領を発表いたしました。

2006年度版実施要領では、社団法人電子情報技術産業協会(略称:JEITA)が策定した「パソコンに関するVOC(揮発性有機化合物)ガイドライン」による対象物質の放散量がガイドラインに定める指針値以下であることを基準として採用いたしました。本ガイドラインは、学校環境衛生の基準に定められた6物質(トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、ホルムアルデヒド)にアセトアルデヒドを加えた計7物質を対象としています。
また近々行われる資源有効利用促進法に基づく制度の改正により特定の化学物質の含有に関する情報の提供が義務化される予定であり、PCグリーンラベルも併せて対応することといたしました。情報提供の方法については昨年12月に公示された「電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示方法」(通称:J-Moss、JIS C 0950)に基づくこととなる予定です。JISにおいては、鉛、カドミウム、六価クロム、水銀、特定臭素系難燃剤(PBB、PBDE)6物質を基準値以上含有している場合「含有マーク(Rマーク)」の表示とWebサイトにおいて含有状況に関する情報提供が必要となっています。
他にもディスプレイは国際エネルギースタープログラムの2006年1月からの新基準に対応しています。PCグリーンラベル制度の概要や2006年度版の基準項目の詳細につきましては当センターのWebサイト内PCグリーンラベルのページをご参照ください。2006年度版実施要領は、2006年4月1日から製品適用されます。

PCグリーンラベル制度では、企業審査に合格したメーカーに、製品審査基準をクリアした自社製パソコンのカタログ等へのPCグリーンラベルロゴマークの表示が認められ、PCグリーンラベル適合製品は、ユーザが環境配慮型パソコンを購入する際の選択の目安としてすでに高い評価を得ております。この度のVOCガイドライン、特定化学物質の含有表示、省エネルギーの強化により、さらに安心して購入していただけるものと確信しております。


1)PCグリーンラベル制度は3R(リデュース、リユース、リサイクル)に配慮したパソコンの環境への包括的な取り組みを表現するもので、次の3つのコンセプトから構成されています。

  • 環境(含む3R)に配慮した設計・製造がなされている。
  • 使用済み後も引取り、リユース/リサイクル・適正処理がなされている。
  • 環境に関する適切な情報開示がなされている。

2)パソコンに関するVOCガイドラインの詳細は、以下をご覧ください
http://it.jeita.or.jp/infosys/committee/environ/0509VOCguideline/index.html

3)特定の化学物質の含有表示(通称:J-Moss)に関する概要は、以下をご覧ください。
http://210.254.215.73/jeita_eps/jmoss200512.html

4)国際エネルギースタープログラムに関する詳細は、以下をご覧ください。
http://www.eccj.or.jp/ene-star/index_esj.html

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