平成20年度の使用済みパソコンの回収(製品リユースを含む)・再資源化実績は
871千台 / 8,006トン 全製品カテゴリーで法定再資源化目標を達成(訂正)
一般社団法人パソコン3R推進協会では、当協会会員及び当協会による使用済みパソコン(ディスプレイ装置を含む。以下同じ。)の回収及び再資源化実績を取りまとめ、毎年その合計値を公表しておりますが、平成20年度の使用済みパソコンの回収実績の合計は、回収台数 871千台、回収重量 8,006トンとなりました。なお、回収重量および回収台数には製品リユースのための回収実績を含んでいます。
回収実績の廃棄元別の内訳は下記のとおりです。
回収重量では前年度実績を下回りましたが、これは下表にあるように、主にディスプレイ装置が重量のあるCRTから軽量の液晶に急速にシフトしたことに伴うもので、回収台数では前年度比103.0%と前年度を上回る結果となっています。
また、回収重量は、リサイクルのために回収され再資源化プラントで処理された重量(再資源化処理量)と会員により製品リユースのために回収された重量の合計となります。製品リユースのために回収された重量を取り出してみると、家庭で使用済みとなったパソコンよりも製造年次の比較的若い事業系の使用済みパソコンは、製品リユースされる比率が高いことがわかります。
リサイクルのために回収されたパソコンは再資源化プラントで解体され、一部は中古再生部品として利用され、その他は鉄、銅、アルミ、貴金属等の材料として再利用されています。再資源化処理量の中で中古再生部品または資源として再利用されたもの(資源再利用量)を重量比で表したものを資源再利用率と言い、法定目標値が定められています。
平成20年度における資源再利用率は、いずれの製品カテゴリーにおいても法定目標値を大幅に達成し、また、事業系パソコンが家庭系パソコンを上回っています。これは、家庭から廃棄されたパソコンには年次が古いものが多く、中古再生部品としての利用価値もなく、資源として再利用することが難しい製品が多いことによるものです。
なお、会員の使用済みパソコンの回収及び再資源化実績については、各社ホームページで公表しておりますが、下記当協会ページからアクセスできます。
http://www.pc3r.jp/association/recycle_result.html
※本件についてのお問い合わせは、当協会 神田まで(TEL: 03-5282-7820)お願いします。